いきもの深夜便
国産グッピーは、お金ではなく餌と交換した。祖父が始めた、繁殖のはなし
ショップの話

国産グッピーは、お金ではなく餌と交換した。祖父が始めた、繁殖のはなし

書いた人: 管理人(熱帯魚歴30年・元ショップ店員・元卸売業者)

袋を提げて、近所のプロショップへ

増えすぎたグッピーを、袋に入れて、近所のプロショップへ持っていく。そんな日が、祖父の家には、ありました。

店の主人は、袋の中を、じっと見て、元気な魚だけを選びます。そして、お金の代わりに、餌を渡してくれるのです。冷凍のブラインシュリンプや、ブラインシュリンプの卵。私たちにとっては、いつもの水槽に、いちばんありがたい、「ちょっといい餌」でした。

どうして、お金ではなく、餌だったのか。買い取りのお金をもらっても、そのお金は、結局、餌を買うのに使ってしまうからです。最初から、餌をもらうほうが、話が早かったのです。

先に結論

  • 近所のプロショップは、国産グッピーに限って、買取や引き取りをしてくれました。
  • 私たちは、ほとんどの場合、お金ではなく、冷凍ブラインやブラインの卵と交換してもらっていました。
  • 国産グッピーの繁殖を始めたのは、祖父です。おもしろくなって、やがて、高級グッピーに移っていきました。

繁殖を始めたのは、祖父だった

国産グッピーの繁殖を、最初に始めたのは、祖父です。国産グッピーは、日本の愛好家が、何世代もかけて、色や形を磨き上げてきたグッピーのことです。繁殖させていくうちに、祖父は、その奥深さに、すっかり引き込まれていきました。

おもしろくなって、高級グッピーへ

繁殖が、おもしろくなるにつれて、祖父は、高級グッピーへ、移っていきました。そのころの国産グッピーは、RREAという系統が出てきた、少しあとの時期です。RREAは、「Real Red Eye Albino」の略で、黒い色素が抜けて、目が赤く見えるグッピーの系統です。私の30cm水槽4本の循環システムでも、RREAのフレアや、レッドタキシードなどを、繁殖させていました。

国産グッピーだけは、引き取ってくれた

近所のプロショップは、どんな魚でも、引き取ってくれるわけではありませんでした。国産グッピーに限って、買取や引き取り、餌との交換に、応じてくれたのです。国産グッピーは、手をかけて育てた分だけ、価値のある魚だったからだと思います。

そうして、持ち帰った餌のうち、ブラインシュリンプの卵は、ペットボトルで、自分たちで孵化させて、稚魚の餌にしていました。その方法は、「ブラインシュリンプの孵化は、ペットボトル1本で足りる」に書いています。