ブラインシュリンプの孵化は、ペットボトル1本で足りる。ろ過槽の水温を借りる方法
先に結論
- ブラインシュリンプの孵化に、専用の器具はいりません。2リットルのペットボトルとエアレーションがあれば足ります。
- 水温の管理は、ヒーターが入っているろ過槽の水に、ペットボトルを固定するだけで済みます。
- ペットボトルの底を切って逆さにすると、殻が上に浮き、孵化したブラインだけが下に集まるので、蓋を開けるだけで取り出せます。
- 一括管理のろ過槽がある水槽なら、孵化の温度管理もタダでできます。
国産グッピーを、餌と交換していたころの話
祖父の家で国産グッピーを繁殖させていたころ、近所のプロショップが、国産グッピーに限って、買取や引き取りをしてくれていました。私たちは、ほとんどの場合、お金ではなく餌と交換してもらっていました。どうせ買取でお金をもらっても、そのお金で餌を買うので、最初から餌をもらうほうが、話が早かったからです。
そのとき交換してもらった「ちょっといい餌」が、冷凍のブラインシュリンプと、ブラインシュリンプの卵でした。
ブラインの卵は、自分で孵化させていた
冷凍のブラインは、そのまま与えられて便利ですが、卵のほうは、自分で孵化させる必要があります。生まれたての生きたブラインは、グッピーの稚魚のいい餌になるので、手間をかけても、孵化させる価値があります。
私は、2リットルのペットボトルを使って孵化させていました。置き場所は、水槽の下に置いていた90cmのろ過槽の、空いているスペースです。ペットボトルを固定して、エアレーションだけをしていました。
ペットボトルは、底を切って逆さにする
ペットボトルは、そのまま使うのではなく、ひと工夫をしていました。底を切り取って、蓋が下になるように、逆さにして固定します。切り取った側の口には、布をかぶせておきます。
こうしておくと、孵化したあとの取り出しが、びっくりするほど楽になります。
- 卵の殻は、水の上のほうに浮いてきます。
- 孵化したブラインは、光に集まる性質があるので、布をかぶせた暗い上側から離れて、明るい下のほうに集まります。
- 下の蓋を開ければ、孵化したブラインだけを、きれいに取り出せます。
殻を取り除く手間がないので、そのまま稚魚に与えられます。
水温は、ろ過槽に任せる
ブラインの孵化には、水温を一定に保つことが大切です。ふつうは、専用のヒーターで温めますが、私の場合は、その必要がありませんでした。ろ過槽には、すでにヒーターが入っていて、水温が保たれていたからです。ペットボトルを、その水に浸けておけば、中の水温も同じになります。
専用の孵化器を買わなくても、ヒーターを増やさなくても、ペットボトル1本とエアレーションで孵化できました。「面倒くさい」を、仕組みで楽にした、いい例だと思っています。
孵化の目安
一般的には、次のような条件で孵化させると言われています。
- 塩分濃度は、2〜3%くらいの塩水(卵の産地によって、適した濃度が違います)
- 水温は、28度くらい(25度前後なら、16〜20時間ほどで孵化します)
- エアレーションは、強め
- 孵化までの時間は、約24時間
卵の産地によって、適した塩分濃度が少し違うので、使う卵の説明書にしたがってください。
気をつけること
孵化したブラインは、塩水ごと水槽に入れると、塩分が魚にとって負担になります。生まれたら、水で塩分を洗い流してから与えるのが基本です。