いきもの深夜便
祖父母の家の土間に、水槽が11本あった。井戸水と庭への排水、自作の循環システム
水槽の話

祖父母の家の土間に、水槽が11本あった。井戸水と庭への排水、自作の循環システム

書いた人: 管理人(熱帯魚歴30年・元ショップ店員・元卸売業者)

先に結論

  • 水槽が多くても続けられた理由は、土間と井戸水と庭への排水が、水換えの面倒を消してくれたことです。
  • 30cm水槽4本は、底をくりぬいて塩ビ管をつなぎ、下の90cm水槽に水を落とす、自作の循環システムでした。
  • 水槽の数が増えるほど、毎日のメンテナンスの導線を考えないと、どこかで心が折れます。

祖父母のために、土間に水槽を置いた

昔、祖父母の家の土間に、水槽を置いていました。もともとは、祖父母に楽しんでもらうために置いたのですが、気がつけば、祖父母のほうが水槽を増やしていました。2人とも、小型魚と水草の水槽が好きで、私の好みと同じだったのも、増えた理由のひとつだと思います。

いちばん多いときには、90cmが3本、30cmが6本、45cmが2本で、あわせて11本になっていました。

水換えが楽な家だった

これだけ水槽があっても続けられたのは、家の作りのおかげです。

昔ながらの家で、広い土間があったので、水を少しこぼしても気になりません。排水は、玄関を開けて、庭の草木に流せば済みます。そして何より、水が井戸水でした。水質検査をして問題がなかったので、蛇口をひねれば出てくる水を、そのまま水槽に使えました。井戸水は、場所によって水質が違うので、使う前に、水質検査をしておくことをおすすめします。水道水のカルキ抜きがいらないのは、水換えの手間が、かなり減る大きなポイントです。

土間の配置

玄関の引き戸から入ると、土間があり、その奥に廊下が続いています。

土間の水槽のイメージ図(AIで作った絵で、実際の写真ではありません)
土間の水槽のイメージ図(AIで作った絵で、実際の写真ではありません)

30cm水槽4本は、自作の循環システム

左奥の30cm水槽4本は、自分で作りました。底がプラスチックの30cm水槽に、ホールソーで穴をあけて、塩ビ管を接着し、そこから水が下へ落ちるようにしています。

その下に90cmの水槽を置いて、ろ過槽にしました。4本の30cm水槽から落ちてきた水を、下の90cmでろ過して、水中ポンプで上の4本に戻す仕組みです。

この4本では、国産のグッピーを繁殖させていました。RREAのフレアや、レッドタキシードなどです。水槽を分けた一番の理由は、親と稚魚を分けることだったと思います。

CO2を使った水草水槽

当時は、水草の水槽にCO2を添加していました。業務用の緑のボンベ、通称ミドボンを、酒屋さんで借りて使っていて、ロタラやグロッソを育てていました。

リシアは、うまくいきませんでした。当時の照明は蛍光灯やハロゲンが主流で、強い光はとても高価でした。90cm水槽は水深が45cmあるので、光が足りなかったのです。

水槽が増えるほど、メンテナンスが大事になる

いまの私の水槽は、45cmが3本だけです。器具や装置がよくなって、水換えは昔よりずっと楽になりましたが、大きな水槽や、たくさんの水槽を続けるなら、毎日のメンテナンスの導線を考えないと、どこかで心が折れます。

だから私は、面倒くさがりの人ほど、アクアリウムに向いていると思っています。ただし、面倒くさいを、どうすれば楽にできるかを考えられる人です。面倒くさいで終わってしまうと、魚はすぐに死んでしまいます。